作業活動共有企画 作品展示

本学会のテーマである「伝えよう!作業療法の魅力-健康を支える作業の力-」に基づき、「作業活動」を通した対象者と作業療法士の関わり方を皆さんで共有したいと思います。対象者の健康づくりに影響を与えた作業活動や作品、「作業」の選択・実施に至るまでのエピソードを共有し、作業療法にできることや可能性を皆さんで広げていきましょう!

 

 

① 長谷川 岳
1.この作業活動を始めたきっかけはなんですか?
腹部大動脈瘤のため離床時間が制限されている中で、本人は「起きて何かしたい」との希望がありました。少しずつ離床時間が許可されていく中で、ある日飾ってある花を見つめていることがありました。話を聞くと、「花が好き。育てたい」との希望があり、育てることにしました。
2.作業活動時の様子やOTとしての介入の工夫を簡単に教えてください。
種や苗を植える時は、「しっかり育ってよ」と声をかけ、成長を楽しみにしていました。花は大きなプランターで育てる物と、部屋で飾れるよう小さな鉢で育てる物にしました。大きなプランターで咲いた花は、他入所者にも見せ、皆で鑑賞できるようにしました。
3.作業活動を通してどのような良い影響がありましたか?
咲いたミニヒマワリを部屋に飾っていたのですが、枯れかけたので片づけしようとすると「まだ(完全に)枯れていないからダメ!」と強く拒否し、完全に枯れるまで飾っていました。そして、花が居室に飾ってあることで職員の目にとまり、会話が増えました。会話は職員だけでなく、他入所者にも広がりました。その活動を他入所者も見て、「私も育てたい」と園芸の輪が広がり、一緒に行うことになりました。写真にあるように「花が咲くのが楽しみだね」と他入所者と会話しながら行うようになりました。
② 田中 誠人
1.この作業活動を始めたきっかけはなんですか?
入院生活の余暇活動。患者様から何かリハビリ室で使えるものを作りたいと話されたので役割の獲得にも繋がると考え開始しました。
2.作業活動時の様子やOTとしての介入の工夫を簡単に教えてください。
自主的にリハビリ室へ来て、集中して取り組まれていた。介入中はポジティブな声かけを行い有能感を高められるようにした。
3.作業活動を通してどのような良い影響がありましたか?
ベッド上臥床傾向でしたが、離床時間が拡大しました。
③ 森谷 瑞穂
1.この作業活動を始めたきっかけはなんですか?
新型コロナの影響により他者との交流機会が少なくなってしまったため。
2.作業活動時の様子やOTとしての介入の工夫を簡単に教えてください。
年齢や病状を気にすることなく、患者様が楽しめる活動になるよう努めた。
3.作業活動を通してどのような良い影響がありましたか?
自然な笑顔が見られる活動になった。
④ 伊藤 正敏
1.この作業活動を始めたきっかけはなんですか?
A様は書痙により字を書く自信を喪失した方でした。作業療法介入当初は重錘を負荷した書字の練習、道具の工夫などを行い書字自体の改善を目指していました。書痙症状は多少の改善はみられたものの自身の改善には至りませんでした。そこで、A様にとっての書字の意味を物語的に語っていただき、A様とOTとの共通認識として「夫が住職で、夫がなくなって以降A様が手紙でやり取りをすること」を夫から託された役割としてとらえていることが明らかとなりました。そこで、手紙のやり取りを再開し、繋がりを再獲得することを目標に設定ました。書字よりも自由度の高い塗り絵と手紙の要素を兼ね備えた「塗り絵はがき」という作業を取り入れることとしました。
2.作業活動時の様子やOTとしての介入の工夫を簡単に教えてください。
書字の練習をしているときは集中はされているものの表情は暗く、本心では満足のいっていない様子でした。しかし、塗り絵はがきを行うようになってからは「あの人に送りたい」と絵柄を選択することや、自分で鉛筆の持ち方の工夫を考え、笑顔で取り組まれるようになりました。
OTとしては塗り絵を開始した際には恥ずかしいからみせられないなどの発言もきかれていましたが、ポジティブフィードバックを交え、より塗りやすい方法を自己で考え表現すること、塗り絵で獲得した方法を書字の応用するような関りを行いました。
3.作業活動を通してどのような良い影響がありましたか?
檀家さんに塗り絵と短いメッセージを自筆でき、郵送し、相手からの返信をもらった時には満足した様子で手紙をOTに見せていただけたり、ました。それ以降「次はこの人に」「まだ3人送りたい人がいるの」「メッセージ欄では足りないから便せんに書いた」「電話でやり取りをするようになった」「手紙を渡すために直接会った」と多くの檀家さんと繋がりの再獲得でき、本人の重要な役割を再獲得することができました。書痙自体の著名な改善はありませんでしたが、「恥ずかしいけど震えていてもいいの」と字への自信をもつくことができました。
⑤ 伊藤 篤史
1.この作業活動を始めたきっかけはなんですか?
軽度の運動麻痺のある方が自宅でトリマーをしておりトリミングができるか不安で練習したいとのことでした。手指機能向上を目指し、ハサミを使う練習の一環として取り入れました。
2.作業活動時の様子やOTとしての介入の工夫を簡単に教えてください。
元々は黄色の毛糸でポンポンを作り形を整えるように行なっていました。黒色の毛糸で作るとどうなるかと思いお願いしたところ「まっ○ろくろすけ」だね!!と近くのスタッフや患者様が賑やかになり周囲が笑顔に包まれる状況でした。
3.作業活動を通してどのような良い影響がありましたか?
高次脳機能障害のある患者様も作りたいとのことで作り方を教えると、とてもリアリティを求められる方で目の形や毛並みなどにもこだわりを持って作っておられました。また「まっ○ろくろすけ」だけでなく「ス○モ」も作られ驚かされました。
その方は高次脳機能障害により生活リズムが整わず作業療法中も眠そうな表情を見せることが多ったのですがこの作業中は楽しそうに集中しておられ、家族様も嬉しそうにされている患者様を見て喜ばれておりました。
「ハサミをうまく使ってトリミングをしたい」という希望で始めた作業活動ですが手指機能のみならず、他の患者様・家族様・スタッフに至るまで笑顔にすることができた楽しい作業活動と思います。
⑥ しおはま在宅介護サービスセンター 橋本昌弘
1.この作業活動を始めたきっかけはなんですか?
以前に園芸をしていた利用者様が多いため、園芸を行うことで元気になってほしいと思い、この作業活動を始めました。
2.作業活動時の様子やOTとしての介入の工夫を簡単に教えてください。
①車椅子に乗っていても、園芸がしやすいように特別な作業台を導入しました。
②足に障害がある方が椅子に座って作業ができるように花壇の高さを高くしました。
③利用者様に応じて作業内容を変えて実施しています。
3.作業活動を通してどのような良い影響がありましたか?
利用者様が園芸活動を意欲的に取り組むことで、その方の生活が豊かになったと思います。
例えばこの活動のある日には、今日は肥料をやるので職員に手伝ってほしいと言っていただいたりしています。
多くの利用者様が花や野菜に関心を持っていただき、その成長を楽しんでいただいています。歩行訓練も種を植えてもらった野菜を見に行きましょうと目的を持った歩行訓練ができるようになりました。
⑦ 萩野 創
1.この作業活動を始めたきっかけはなんですか?
橈骨遠位端骨折の患者さん。最初の問診の中で、趣味で和裁をされているとのこと。回内外を伴う手関節運動として、負荷も少なく、良い活動に思えた。ちょうど、やや過保護というか不使用にならないか心配な印象もあり、早期から和裁を再開し、「作品を見せてくださいね」とお願いした。
2.作業活動時の様子やOTとしての介入の工夫を簡単に教えてください。
OTの介入時に作品制作活動に直接関わることはなかった。和裁の工程を色々教えて頂きつつ、「どの動作では痛みがあった」「ならこうしてケアしてあげましょう」と不安を取り除けるようにしつつ、可能と思われた動作は奨励した。
3.作業活動を通してどのような良い影響がありましたか?
最初は不安そうだった様子が、楽しくリハビリ通院されているような印象に変わったのが良かった。可動域は良好に改善し、術後3ヶ月でリハビリ卒業できた。
三重県作業療法士会 啓発部

 

こんにちは!三重県作業療法士会 啓発部です!

この場をお借りして、本学会の抄録にも掲載されている、我々三重県士会の作った作品をPR させて下さい!

みなさんお馴染みの「リハレンジャー」のLINE スタンプがついに完成しました!

制作にご協力下さったみなさん、ありがとうございました。

今回のスタンプは東海北陸ポスターで使用されているキャラをメインで作成しましたが、初期のリハレンジャーのものも欲しい!という話もあったため取り入れたものとなっています。

出来れば皆さん今回のスタンプを利用して頂き、リハビリの啓発に繋げて頂きたいと思います。

みなさん、是非一度ご覧ください!

 

コインでの購入

https://line.me/S/shop/sticker/author/3430797?lang=ja&utm_source=gnsh_staut

その他LINE クレジット等での購入

https://store.line.me/search/ja?q=%E3%83%AA%E3%83%8F%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC

 

1.この作業活動を始めたきっかけはなんですか?
三重県士会員よりリハレンジャーのLINE スタンプが欲しいとの意見があったため作成する流れとなりました。
2.作業活動時の様子やOT としての介入の工夫を簡単に教えてください。
今回の東海北陸ポスターで使用したリハレンジャーのキャラを使用したスタンプを検討。初期のキャラも欲しいとの意見もあったため作成に至りました。
3.作業活動を通してどのような良い影響がありましたか?
今後皆さんに友達等のLINE で普段から使用してもらい三重県OT 県士会の啓発が出来ればと考えています。

お問い合わせ

第21回東海北陸作業療法学会 事務局

〒512-1111 三重県四日市市山田町5538-1
小山田記念温泉病院リハビリテーションセンター内学会事務局

Eメール:tokaihokuriku.mie21@gmail.com

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